はままつ音楽人~ヴァイオリニスト・岡田恵里さん~

ソラモ運営事務局・片桐です。5歳よりヴァイオリンを始め、現在は浜松のまちなかで、そして全国で・・クラッシックだけではなく多方面で活躍されている「ヴァイオリニスト・岡田恵里さん」にインタビューして参りました♪

~ヴァイオリニスト・岡田恵里さん~

「初めまして~」今回のインタビューのために、Anyまで足を運んでくれた岡田恵里さん。
上品で、それでいて親しみが湧く優しい笑顔がとても素敵で、お顔を拝見した時に、こちらの緊張がすっと溶けてなくなるようでした。当初30分を予定していたインタビューでしたが、恵里さんのお話を聞くにつれ、そのお人柄に惹きこまれ、結果的に1時間半のインタビューとなりました。

*岡田恵里さん:以下Okada 片桐:以下Katagiri

Katagiri ヴァイオリンを始めたのは5歳でしたね。ちなみにそのきっかけは・・?

Okada 当時、仲良くしていた家族の、2コ上の子がヴァイオリンを習っていたんです。それで私も。

Katagiri どのようにしてヴァイオリニストになりましたか?

Okada 5歳からヴァイオリンを始めて・・中学~高校まで、部活動でヴァイオリンを弾く事はなく・・吹奏楽部に入ってパーカッションをやったりしていましたね。
ヴァイオリンを弾く為に、学生生活で何かを断念するいう事はなく、オールマイティーに球技などの運動もしていました。その間、ヴァイオリンは細く長く、習い事の一つとして弾いていました。ただ発表会はもちろん、呼ばれればステージ立つという事をコンスタントにしていました。
そして大学へ行くにあたって、本格的にヴァイオリンを勉強したいという思いがあり、芸術大学へ進学しました。そして大学卒業後はフリーランスになりました。

Katagiri 「大学卒業後はフリーランス」という流れに・・不安はありませんでしたか?

Okada そうですね~。とても自然な流れだったので、不安は感じませんでした。周りも同じような方ばかりだったので。・・あれっ?でもこれは単に、一般常識に疎かっただけなのかな??笑

Katagiri あはは。そんな事はありません!!とても素敵な事です。羨ましいです。

Okada その後は、米ボストンのバークリーに留学して、音楽の知識はもちろん、様々なジャンルの生音を見聞きして来ました。バークリーには、それこそ世界中から、多様性に富んだ学生が留学して来ていたので、とても勉強になりました。この経験が今、とても役に立っています。

Katagiri そうなんですね~。恵里さんは、Ellie Kizz(エリーキッズ)のメンバーであり、ヴァイオリンでJazzを演奏されているんですよね。ヴァイオリンでJazzを演奏するって、どんな感じなのでしょう?

Okada Jazzの場合、クラッシックとは全く音の出し方が違うんです。クラッシックは、音の響き・音量・深さを自分で作り出し演奏しているんですが、Jazzの場合、ヴァイオリンの音をマイクを通して出すんですね。
いつもと同じ演奏をしてしまうと、何ていうのでしょう、しつこい感じになってしまう。もちろん曲によっては、強く音を出す時もありますが、基本は囁くように演奏をしています。入れるスイッチが全く違うんです。ちなみに演歌やJ-popなんかも弾きますよ~。

Katagiri ヴァイオリンで演歌も演奏されるんですね、驚きです。恵里さんは、常にそのスイッチを使い分けているんですね~。ちなみに演奏中は、どんな事を考えていますか?

Okada バイオリンは音程を作らなければならない楽器なので、音程の事、そして音、感触など、偏りのないように演奏をしようと考えています
そして「100%成功はない」という事を念頭に置いて、今自分に出来る精一杯の事をする、演奏前に緊張しても・・それはもう仕方ないと諦める事にしています。。笑 音楽は止まってしまったら終わりなので、繊細な心を持ち過ぎず、音楽を止めないようにする事が大事かなと。
そしてとても難しい事ですけど、心をなるべく常にポジティブに・・演奏にひととなりが出ますからね~。うん。私、悩んで眠れないとかないんですよねー。笑

Katagiri はは、私もです~。笑

Okada わたしたち、似てるかも~。笑

Katagiri  ですね。嬉しいです~。笑 今日は、本当にありがとうございましたm(--)m

Okada ありがとうございました。

他にも「留学時に学んだ姿勢のお話」「ステージの上は華やかに見えて体力勝負!!(まるでアスリート)のお話」また「弦楽器の生演奏は脳にいいお話」など、ここには書ききれない貴重なお話を、沢山お伺いする事が出来ました。

芸術とアスリート、全く異なる世界のようですが、最高の一瞬のために日々切磋琢磨するという点で、共通するものがありそうです。

恵里さん、今回はお忙しい中、快くインタビューを受けて頂きありがとうございました。今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。

岡田恵里さん

*http://www.musica-altamoda.com/artists.html#art18より引用しています。
岡田恵里さんの経歴・音楽への思いは→こちら

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